C 一周した曲線の先頭図形を、他の図形に置換した時、始点が移動しなかった件を修正しました。
B ベースライン曲線が1つだけで、上面Rを付けたテーパー曲線を(複写+平行)移動した時、複写先のベースライン曲線のサイズが、上面Rだけ大きくなった件を修正しました。
A BOXで囲ったっ複数の曲線を、複写+対称/回転した時、正しく複写できなかった件を修正しました。
@ 複合断面テーパー加工と一定断面テーパー加工の複数組合せで、順番によって加工開始点、終了点が不正になる件を修正しました。
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機能修正 |
■ DXFファイル名は、固定値です。変更しないでください。
■ 文字とDXFファイルの対応は、対応表 を参照してください。
■ ファイル名が同じなら、文字図形の変更は自由です。
■ 入力後の文字サイズ変更は、曲線変換メニューにある[倍率]で、比率によるサイズ変更をしてください。
キーボードから半角数字、アルファベット(大文字・小文字)、記号を入力して、Vcubeフォルダー直下にある、[FONTS]フォルダに保存されている各種文字のDXFファイルに対応した文字を生成します。
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文字図形のCAD入力 |
先のバージョンで拡張した2重円の組合せで、[カラー別ラインタイプ別]が有効な時に、同色・同線種に限り選別されていた機能を、色別・線種別で選別できるようにしました。
また、BOX枠と併せて、ポリライン取り出しも可能になりました。
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穴点のBOX選択の改定 |
直線図形入力で、中線・水平線・垂直線に限り、クリッピング機能を連動させました。
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中線・水平・垂直線にクリッピング機能を連動 |
単一の図形や曲線をオフセット移動する際、+オフセット値を入力することで、±オフセット2図形を表示して、いずれかの領域をマウス選択して決定することができます。
2図形が表示されて、図形を選択するのではなく、どちら側かの領域をクリック選択してください。
また、オフセット−値を入力した時は、オフセットマイナス図形を確定します。
なお、図形をBOX選択した時は、本機能は無効になり、従来通り+−値に応じてオフセット移動した図形を表示します。
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図形・曲線のオフセット候補2図形選択機能 |
登録済みの曲線輪郭の全てのコーナー部に、指定円弧図形を作成する機能を追加しました。
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接円一括作成機能 |
また、今回の拡張に併せて、繰り返しダイアログに[輪郭補助円]の設定項を追加しました。
ここで指定する補助円とは、輪郭補助する意味であって、内部処理として使われる円弧をいい、輪郭図形に接円を挿入するものとは異なります。
基本的に入力しなくても大丈夫ですが、入力する場合は、0.001ぐらいが目安になります。
今回の改善として、離れた場合にも無条件に接続する接続円を生成して、繰り返し輪郭を生成する機能を拡張しました。
ついては、今回の拡張以降、ポケット荒加工の繰り返し選択は、「XY]で統一します。
なお、これまでのように折れ点で微小円弧を挿入する必要はありません。逆に、挿入したほうが正常に動作しないことのほうが多いため、入力しないようにしてください。
下図のような事例で、輪郭円弧図形との交点が無くなるために、工具オフセットした時に繰り返し動作ができない件で、折れ点に微小円弧を挿入するといった手順がありましたが、図形消滅処理との兼ね合いで、途中止まってしまう問題点がありました。
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輪郭ポケット繰り返しの拡張 |
のみ |
(図形)変換 |
(原点)分割 |
画層分割 |
曲線 |
穴図形 |
切換え可 |
表示 |
図形のカラー変更 |
図形のラインタイプ変更 |
図形・線種の変更 |
同一径円図形 |
表示色の変更 |
削除 |
レイヤー移動/コピー |
Φ径の変更 |
文字図形 |
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図形 |
図形削除 |
(図形)変換 |
倍率 |
平行 |
回転 |
対称 |
オフセット |
BOX回転 |
BIX移動 |
BOX対称 |
BOX削除 |
曲線 |
曲線削除 |
(曲線)変換 |
平行 |
回転 |
対称 |
オフセット |
倍率 |
レイヤー移動 |
PCメモリーなどのハードウェア動作不良によるVcubeファイルの破損で、従来は「曲線のセグメントが破損しています」エラーからなかなか抜けられなく、最終的に破損したファイルを破棄しなければなりませんでしたが、今回の改定に合せて、残せるものは極力残せるような改善を図りました。
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曲線セグメント破損処理の改善 |
従来は、文字図形(曲線)を複写移動しても、その曲線は加工定義で参照できませんでしたが、今回の改定により、複写移動した文字図形も、加工定義で参照できるようになりました。
また、文字図形を登録するときは、レイヤー16を専用的に使っていて、レイヤー16にある図形が消えるといった障害がありましたが、今回の改定により、レイヤー16を専用的に使わず、他のレイヤーと同じレベルにしました。
なお、文字加工での複数輪郭は、従来通り未サポートです。個々に加工定義を登録してください。
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文字図形の拡張 |
ポリライン点の選択方向は、時計回り/反時計回りの区別はありません。クリックした順にポリライン直線が描画されます。
連続してポリライン点をクリック継続して、最後に右クリックしてポリラインを閉鎖します。
ツールバーにあるBOXの拡張で、、新たにポリラインボタンを追加して、任意点をクリックして囲った領域で、図形や曲線が認識できるようになりました。
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ツールバーBOXの拡張機能 ポリライン選択機能 |
図形解析で、円図形は半径値を表示していましたが、同時に直径値Φも、同時に表示するようになりました。
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円図形解析のΦ値表示 |
ツールバーにあるLISTボタン(曲線一覧表)で、表示される曲線名一覧を、現在表示しているレイヤーだけ、全てのレイヤーに分割切換えできるようになりました。
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ツールバー「曲線一覧表」の拡張 |
ピットインの加工名一覧や、加工順の設定画面で、マウススホイールでスクロール操作ができるようになりました。
なお、マウススクロール操作は、一覧の行番号表示場所で操作してください。リスト一覧上での操作はできません。
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加工一覧と加工順設定画面のマウスホイール対応 |
選択する2図形で、カラー別/ラインタイプ別の選択も有効です。
BOX操作で穴図形を選択する時、同心円の2個の円図形を選択して、2個の半径値と共通な穴点が選択できるようになりました。
BOX操作後、円図形を連続選択して、選択後、図形のない任意点をクリックすると、選択が完了します。
従来の1個だけの円図形を選択する時は、1個の円図形を選択した後、図形のない任意点をクリックして、選択を完了させます。
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穴図形BOX選択の拡張 |
加工定義の<複数輪郭>の登録数を、32個から64個に拡張しました。
併せて、DRAW図形の<輪郭図形>数も64個に拡張しました。
今回の拡張に合せて、Vcubeの加工プログラム名の拡張子が、KWQ から KWD に変更されました。
この変更は、従来「KSE」「KWQ」ファイルを読み込んだら、自動的に「KWD」で新たに保存されますので、お客様がお使いになる上で、何も事前操作は必要ありません。
なお、拡張子「MZF」は従来のままです。
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加工定義の複数輪郭登録数を64個に拡張 |